前回に引き続き山菜の紹介をしたいと思います。
今回紹介するのは行者ニンニクとタラの芽です。
行者ニンニクと言えば聞いたことがある人も多いのでは無いでしょうか。修行僧が食べていた事が由来のこの山菜は、免疫力を高める成分が多く含まれているそうです。
行者ニンニクを獲る際の注意点としては、根っこを残すこと。また、似ている毒性植物でイヌサフランがあるので間違えないように注意しましょう。
味わいとしては、ニラに近く、醤油漬けや天ぷらにすると美味しいです。
因みに行者ニンニクを食べる鹿もいて、個体により味の好みも有るのかも知れません。
タラの芽は栄養価が高く、山菜の王様とも呼ばれています。
タラの芽を獲る際の注意点として、木全体が棘で覆われているので怪我をしないように気を付けましょう。木の先端の緑色の境界が折れるのでそこを狙って折ります。
味わいについては、ほんのり苦くコクのある味です。天ぷら+塩で食べると美味しいです。
木全体が棘で覆われていますが、何と冬になると鹿がこの樹皮を食べます。痛くないのでしょうか。樹皮を食べられた木は自己再生しようとしますが、枯れてしまう事も多々あります。
山菜獲りも狩猟と通じる所が多くあり、何故この場所に多くあるのか。何故この場所は成長が早いのか。等、すべてに理由があります。それを見過ごさずに見つめ、理解することが、成果を上げる要だと思います。
命を尊び命と共に