質感×香り×温度×魔術=五十嵐安雄
五十嵐シェフの料理を食べて初めて感じた。
『料理とは作り手の感性を食べるもの』
一皿ひとさら、全ての料理に素材の特性を
理解したものにしか見出せない確固たる
計算と着地地点の緻密さを感じる。
感覚的に言えば、これ以上にないほどイヤらしく
ねっとりした質感と踊るような香り。
とても気持ちよく、心地よく
五十嵐ワールドに引き込まれる。
いつ訪問しても、様々なお客さんが居る。
母親の誕生日を祝う20代の女性。
孫のお食い初めを行う3世代家族。
アッチッチなカップル。
様々なシチュエーションに利用される素晴らしさ。
しかし、何よりも素晴らしいと思うのは
どの席も料理と空間に酔いしれ集中している事。
他のお店の話を熱心にする客もいない。
デートのお飾りにしている客もいない。
その感性に集中し皆が豊かな食卓を全うしている
世界観がそこにはあるのだ。
巨匠たる技術と感性、研鑽を積んだ奥義がある。
全てが気持ち良い。
マノアールダスティンは、ELEZO創業時から
ジビエをはじめ青首鴨や鶏など様々な食材を
指名買いしてもらっている。
それを抜いても、皆様に感じていただきたい
掛け替えの無いレストランである。
ル・マノアール・ ダスティン
http://www.le-manoir-dhastings.com